THE BLACK MAGES

発売元 デジキューブ
SSCX-10080
スクウェア・エニックス
SQEX-10019
販売元 ソニーミュージック
発売日 2003年02月19日 2004年5月10日
価格 税別2,381円 税込2,500円
曲数 10曲
作曲
Produce
植松伸夫
編曲 関戸剛、福井健一郎
Artist 黒魔道士

 

Tr Title Time 作品 Original
01 Battle Scene 4'19 FF1 (全曲集)M17 (OST)1-19 戦闘シーン
02 Clash on the Big Bridge 4'17 FF5 disc2-03 ビッグブリッヂの死闘
03 Force Your Way 3'52 FF8 disc1-10 Force Your Way
04 Battle, Scene II 3'52 FF2 (全曲集)M37 (OST)2-28 戦闘シーン2
05 The Decisive Battle 4'02 FF6 disc1-24 決戦
06 Battle Theme 3'22 FF6 disc1-05 戦闘
07 J-E-N-O-V-A 6'09 FF7 disc2-14 J-E-N−O-V-A
08 Those Who Fight Further 4'25 FF7 disc1-20 更に闘う者達
09 Dancing Mad 12'05 FF6 disc3-14 妖星乱舞
10 Fight With Seymour 5'05 FF10 disc4-15 シーモアバトル

お薦め度:★★★
 これまでバトル曲に関するアレンジCDは発売されてきませんでしたが、ついにバトル曲のみの
コンピレーションCDが発売です。テーマはハードロック。
アレンジャーには、PS版FF2の編曲が記憶に新しい関戸剛氏と、「アインハンダー」の福井健一郎氏という
スクウェア大阪になじみの深い両氏を起用、植松氏がプロデュースを担当しています。

 FF10までの10作品のうち、3,4,9を除く各作品から、特にボス戦の曲を中心に選曲されています。
(FF3や4の曲のアレンジもぜひ聴きたかったですが…)
アレンジは原曲通りのものが多く、変にオリジナルをいじることはしていません。その分原曲にはない
エレキギター中心のアドリブパート(?)が、どの曲にも入っています。
全体的に想像していたよりもおとなしいアレンジが多く、激しいハードロックを期待していた方は
拍子抜けする部分もあるかもしれないです。

初回特典として、ステッカーが入っています。
なお、2003年4月26,27両日に、渋谷でこのCDのライブが行われました。

[Impression]
01:Battle Scene
 全体的に、イメージしたよりは落ち着いた印象を受けます。特に原曲のメロディーに当たる部分は、
 それなりに激しいイントロの割には、頼りない音もあって、インパクトが弱くノリにくいです。

02:Clash on the Big Bridge
 1曲目に比べ、かなりスピード感が増します。やはりこれくらいは欲しいですね。メロディー部が
 ロックアレンジと絶妙にマッチしていて、エレキギターがとてもよく合います。後半の原曲にはない部分では
 少しトーンダウンしてしまいますが、よくまとまっています。

03:Force Your Way
 原曲の前半部と後半部との間に、原曲にはない部分が挟まれています。メインはエレキギターで、
 やや重くはなっているものの、オリジナルに近い作りで、聴きやすいです。

04:Battle, Scene II
 重々しいイントロが印象的。メロディーは、エレキよりもシンセサイザーが目立ち、また原曲よりもスローテンポに感じられ、
 これまでにないアレンジですが、吉とでるか凶と出るかは、聞き手の好み?スローにするのは重厚なメロディーを生かす一つの手ですが、
 ダラっとして少し飽きやすくなっているようにも思います。

05:The Decisive Battle
 冒頭の優しいフレーズから一転、激しくなります。スピーディで爽快感のあるアレンジです。これもエレキの音と
 メロディーが調和しており、良いアレンジだと思います。ただ、原曲より軽快さはなくなりました。

06:Battle Theme
 興味深いアレンジで、かなりのスローテンポになっています。まるで別の曲というのは少し言い過ぎですが、
 雰囲気がガラっと変わっています。バトル曲にしてはややコミカルにも取れるこのメロディーをスローにすると、
 こうも妙な雰囲気になるんですね。

07:J-E-N-O-V-A
 あの幻想的なイントロ、そしてテンポよく音を刻むパーカッションと、イントロの構成が良いですね。メインのメロディーに関しては
 オリジナルをベースにした豪華な作りで、曲の雰囲気からか、全体的にロックアレンジにとどまらず、何かテクノサウンド的な
 奥深さを感じることが出来ます。ラストは引っ張りすぎで、もう少しコンパクトに出来ました。

08:Those Who Fight Further
 原曲がもとからロックの色が強く、このCDにうってつけの曲です。アレンジはオリジナルとほぼ同じで、グレードアップ
 という印象です。原曲よりも激しい演奏で、聴いていて気持ちいいです。

09:Dancing Mad
 12分という演奏時間が示す通り、原曲全部をアレンジです。6分半過ぎの本格的なバトル部に入るまでは
 パイプオルガン中心で、原曲とさほど変わりません。続くバトル部も、原曲に多少ロックの色をつけただけで、
 むしろ原曲より盛りあがりに欠けます。その後半のパイプオルガンの部分に重点が置かれ、ここだけで3分ほど引っ張ります。

10:Fight With Seymour
 シンセ中心で、原曲通りのストレート、というかあまり変化のないアレンジです。そのせいなのか、オリジナルよりも
 迫力を欠く部分が多く、どこか守りに入ってしまったようです。ただ、ここCDで唯一ピアノが登場、そこからの原曲にない部分への
 持って行き方が上手く、その後も原曲のリズムと上手く調和しています。

[関連CD]
ファイナルファンタジーI・II全曲集
ファイナルファンタジーI・II オリジナルサウンドトラック
ファイナルファンタジーV オリジナルサウンドヴァージョン
ファイナルファンタジーVI オリジナルサウンドヴァージョン
ファイナルファンタジーVII オリジナルサウンドトラック
ァイナルファンタジーVIII オリジナルサウンドトラック
ファイナルファンタジーX オリジナルサウンドトラック


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