発売元 | デジキューブ SSCX-10019 |
発売日 | 1999年04月22 |
曲数 | 24曲 |
価格 | 税別1,942円 |
作曲編曲 | 笹井隆司 |
Tr | Title | Time | 解説 |
01 | 屹立の刻 アレンジ版 | 3'16 | オープニング曲(M16)のアレンジ版です |
02 | 禍根の来歴 | 1'48 | 決戦の間のイントロ曲です |
03 | 取捨の仕儀 | 1'52 | セレクター曲です |
04 | 修羅妄執 | 2'31 | 対刃の間のステージ曲です |
05 | 御鏡之舞 | 0'28 | 対抗の間・鳴鏡党の演舞曲です |
06 | 燐察の燈 | 0'27 | 対抗の間・捨陰党の演舞曲です |
07 | 悠久の果て | 1'15 | 捨陰党のエンディング曲です |
08 | 剣戟鳴動 | 2'23 | 対刃の間のステージ曲です |
09 | 手鞠 | 0'27 | 勝抜きの間・鳴鏡党の演舞曲です |
10 | 冬雷火 | 0'26 | 勝抜きの間・捨陰党の演舞曲です |
11 | 悪戯な血筋 | 1'13 | 鳴鏡エンディング曲其の壱です |
12 | 暗影私闘 | 1'57 | 対刃の間のステージ曲です |
13 | 守人 | 0'26 | 鳴鏡党の演舞曲です |
14 | 水軍 | 0'27 | 捨陰党の演舞曲です |
15 | 終息の朝 | 1'53 | 鳴鏡エンディング曲其の弐です |
16 | 屹立の刻 | 1'55 | オープニング曲です |
17 | 月影の仕儀 | 1'59 | モードセレクト曲です |
18 | 疾風の覇者 | 2'26 | 百斬の間・捨陰党のステージ曲です |
19 | 神韻たる剣戯 | 2'27 | 百斬の間・鳴鏡心当流のステージ曲です |
20 | 禁欲のリズム | 3'09 | 精進の間の練習曲です |
21 | 勇躍の士魂 | 3'26 | 精進の間の模擬戦の曲です |
22 | 時を奪え | 1'43 | スタッフロールの曲です |
23 | 争覇への動悸 | 5'39 | メドレーですが、リンク部以外のアレンジはありません。 ヴォイス入りです。M3→M4→M12→M8 |
24 | 時を奪え アレンジ版 | 4'24 | スタッフロール曲(M22)のアレンジ版です |
お薦め度:★★★
一撃必殺の格闘ゲーム「ブシドーブレード弐」のサウンドトラックです。
作曲は「ミスティッククエスト」「ルドラの秘宝」の笹井隆司氏です。
笹井氏の貴重なPS作品であり、またスクウェアでの最後の作品となってしまいました。
コンセプトは、笹井氏の持ち味であるロックと和楽器との融合でしょうか。
笛系の和楽器や三味線のような音が、自然とギターの代わりとして激しいロックに
溶け込んでおり、違和感なく聞くことが出来ます。M15のような、厳かさを感じることが
出来る曲も用意されています。やはり本物のロックを聴きたかった感もありますが…
どの曲もこのイメージで統一されていて、一体感があるのも聞いていて安心させられます。
ただ、30秒足らずの短さで同じような雰囲気の演舞曲が多数あり、ボリュームは薄くなってしまうのは
残念です。単調な何曲かあります。
また、笹井作品で不満の多かった音質は、今作ではやはりPS音源になったことで、
その心配は解消されたといっていいでしょう。
聴き所は、やはりM8,12,16,18,21,22のような激しいロック色の濃い曲です。
さすが本職だけありこれらの完成度は非常に高く、特にM22は一級品です。
スクウェアでロックと言えば笹井氏というのを、改めて実感させられます。
アレンジ2曲も「ミスティッククエスト」のアレンジ曲同様、質が非常に高く
満足の行く出来です。こちらでは和楽器がなくなり、正真正銘のロックを楽しむことが出来ます。
[Impression]
01:屹立の刻 アレンジ版
オリジナル同様、冒頭はエレキが静かになっているのみで、この部分はもう一方のアレンジのラストと
リンクしています。しかし一度火がついたら止まりません。濃密なエレキのサウンドに圧倒され、
このCD一番ともいえる盛り上がりを見せます。オリジナルよりもスピード感が増したのも良いです。カッコイイ。
08:剣戟鳴動
メロディー自体はさほど印象的でもないのですが、それを包み込むバックの演奏や構成がとても良く出来ていて
ノリやすい、テンポの良い曲です。総合的に見ればステージ曲の中でも質が高いでしょう。
16:屹立の刻
アレンジ版を先に聴いてしまうと、ややインパクトが小さくなってしまうのは仕方ありません。
後半、エレキ一本でソロのように派手に音を上下させるのが爽快で、特にポイントと言えます。
22:時を奪え
特注。激しい演奏はもちろん、メロディーも良く、SFC時代のバトル曲を思わせる一曲です。
和楽器もナチュラルにロックと一体になっています。そして2分弱と言う短い時間にコレだけの要素を
詰め込んでまとめあげた手腕がすごい。
24:時を奪え アレンジ版
和楽器を無くし、完全にロックです。和楽器を意識したメロディーだけに、そのあたりに違和感が残るのも
事実です。またメロディーを2周まわしていて、完璧にまとめられた原曲よりも長々しく感じるのも
気になります。さらに1曲目のアレンジとのリンクがラストにあり、単品で見ると余計です。
このような不満点はありますが、しかしアレンジの質は非常に高く、程よい激しさ、さらにオリジナルよりも
ドラムが元気なのも良いです。