久遠 〜光と波の記憶〜 Music From FinalFantasy X-2
発売元 | エイベックス AVCD-30444 |
販売元 | エイベックス・ディストリビューション |
発売日 | 2003年03月31日 |
曲数 | 3曲 |
価格 | 税抜952円 |
作曲編曲 | 江口貴勅 松枝賀子 |
Tr | Title | Time | 解説 |
01 | 久遠 〜光と波の記憶〜 | 2'33 | タイトル画面で流れるピアノ曲です |
02 | ビサイド | 4'18 | ビサイド島の曲です |
03 | ユウナのバラード | 2'46 | バハムート戦などで流れます |
お薦め度:★★★★
FFX-2の楽曲の中から3曲を、新たなアレンジで録音されたものです。
ピアノなど、メインの楽器はおそらく生演奏になっています。
主題歌以外の、ゲームBGMのみのシングルCDというのは、FF6以来で実に久しぶりです。
テンポの良い曲や、メロディーが目立たない曲の多いFF10-2のサウンドの中で、
いわゆる「ゲーム音楽」らしい印象に残るメロディーを持った、いずれもバラード系の3曲を
セレクトしています。この選曲は正解だったのではないでしょうか。
アレンジは原曲のイメージを重視しつつ、「久遠」のような正統派アレンジもあれば、
「ビサイド」ではギターで遊び心を加えたりもしています。特に「久遠」は素晴らしい出来だと思います。
10-2のサウンドが気に入らなかった方でも、このCDは聴いてみる価値はあるかもしれませんよ。
[Impressions]
01:久遠 〜光と波の記憶〜
ピアノ・ヴァイオリン・チェロによる生演奏で、ピアノは作曲者である江口氏本人が弾いていらっしゃいます。
前半はピアノとチェロ、後半はヴァイオリンがメインの役割を担う構成になっています。オリジナルに比べ、
よりシンプルで飾り気のない作りですが、生演奏ということもあり、この曲の良さを真に実感できるアレンジと
なっています。特にラストは、悲しげなメロディーとヴァイオリンの切ない音とが合わさって、ぐっと胸に訴えかける
力を持っています。
02:ビサイド
FF10-2において、こういう綺麗な曲はなかなか貴重な気がしますね。オリジナルはピアノが中心で、
のどかなビサイドのイメージを落ち着いた曲調で上手く表現しており、クオリティーが高かったですが、
このアレンジでは新たにアコスティックギターを取り入れ、海に囲まれたビサイドの爽やかさをプラス。
後半はギターのソロのような形になります。ギターが邪魔になるということは全くなく、素朴な雰囲気を
さらに広げていて、オリジナルそのままの感覚で聞くことが出来ます。多少長いかもしれません。
03:ユウナのバラード
この曲は「久遠」と同じくピアノ・ヴァイオリン・チェロによる生演奏です。オリジナルはピアノオンリーでしたが、
このアレンジでも中心はピアノです。イントロと中盤でヴァイオリンが目立ち、バックではチェロが味のある
サウンドを奏でています。バラードというタイトル通り、切なさを感じる曲ですが、それと共に気持ちを和らげてくれる
暖かさも随所で感じることが出来ます。序盤のピアノのみの部分はやや寂しいとも取れますが、中盤以降は
弦楽器でカバーしています。
[関連CD]
・FINALFANTASY X-2 Original Soundtrack [オリジナル]
…主題歌&挿入歌を含むFF10-2のサウンドを収録。 【詳細】