発売元 | ポリスター | ポリスター PSCR-5253 |
発売日 | 1989年 | 1994年3月25日 |
価格 | ?円 | 税抜2,136円 |
作曲 | 植松伸夫 | |
編曲 | 服部克久、服部隆之 |
Tr | Title | Time | 編曲 | Orginal (Track) |
01 | SCENE I | 4'16 | 服部克久 | FF2 (28) メイン・テーマ |
02 | SCENE II | 5'02 | 服部克久 | FF2 (37) 戦闘シーン2 |
03 | SCENE III | 6'05 | 服部克久 | FF1 (3) オープニング・テーマ〜(8) 街〜(7) マトーヤの洞窟〜オープニング・テーマ |
04 | SCENE IV | 5'20 | 服部克久 | FF2 (39) フィナーレ |
05 | SCENE V | 8'11 | 服部隆之 | プレリュード〜FF1 (5) メイン・テーマ〜(6) カオスの神殿〜メインテーマ |
06 | SCENE VI | 5'02 | 服部隆之 | FF1 (15) グルグ火山〜FF2 (35) ダンジョン〜(31) 帝国軍のテーマ |
07 | SCENE VII | 5'31 | 服部隆之 | FF2 (26) 反乱軍のテーマ |
お薦め度:★★★★
1989年5月20日に行われたオーケストラコンサートの音源を収録しています。
「20020220」から10年以上も前に、このような豪華なコンサートが開催されていたというのは、
まだゲームやFFというシリーズがそんなに普及していないことを考えるとすごいです。
しかもあの服部克久氏とその息子隆之氏がプロデュースを担当する、という超豪華スタッフです。
アレンジの質は、さすがというべきか、非常に高いです。
FFの楽曲がオーケストラと本当に上手く融合したという印象で、メロディーの演奏が綺麗です。
「交響組曲」というタイトルは、某ドラクエのパクリでしょうか・・・(笑)
[Impressions]
01:SCENE I
主役であるヴァイオリンと混声合唱の独壇場で、特に混声合唱のインパクトは強いです。
どちらも哀愁のあるメロディーを丁寧かつ壮大に奏でており、耳に強く訴えかけてくる力があります。
02:SCENE II
原曲がオーケストラに向いていますね。オーケストラの演奏により、より重々しい響きを感じとることが
できます。ドラムや中盤の「ヒュ〜」という音などが入っているのが印象的です。
03:SCENE III
FF1の名曲メドレー。「オープニング・テーマ」はヴァイオリン主体のよくあるアレンジで目新しさはないですが、安心して聴けます。
「街」は管楽器がメロディーを吹き、明るく楽しく仕上がっています。「マトーヤ」は多少メロディーで原曲と違う部分があるものの、
ヴァイオリンが美しいです。またコーラスがいい働きをしています。壮大に終わるラストも良いです。
04:SCENE IV
フィナーレが4曲目というもの違和感が合ったりもしますが、シンプルにまとめてあって、誰でも受け入れられるアレンジ
だと思います。淡々と落ち着きを持って演奏されるヴァイオリンが良いです。
05:SCENE V
FF1名曲メドレー第2弾。最初に気持ちのいい服部氏のオリジナル曲が入ります。
「プレリュード」にはメロディーが入っていますが、今ある植松氏作曲のものとは違うものです。
さすがに植松氏のものに慣れているだけあって、多少違和感があります。
「メインテーマ」は、原曲とは違いヴァイオリンでしっとりと仕上げています。こういうアレンジも味が合って良いですね。
そして「カオスの神殿」で壮大な曲調にかわります。こちらもヴァイオリンや金管楽器の響きが美しく、まさに曲にピッタリ。
06:SCENE VI
ダンジョンの曲を集めています。「グルグ火山」はメロディーをピチカートで演奏するというのは良いアイディアです。
「ダンジョン」はオーケストラだと本当に不気味になります。「帝国軍のテーマ」はまさにオーケストラのために
あるような曲で、重々しいサウンドが響き渡ります。
07:SCENE VII
急にドーンと来てびっくりするところもありますが、徐々に壮大に成っていく構成が良いです。
楽器もオールスターといった感じで、色々な楽器がメインになります。M1「メイン・テーマ」と同じく
後半は混声合唱のメロディーが怖いくらい目立ちます。最後には拍手が。
[関連CD]
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