発売元 | NTT出版 プライエイド・レコーズ NTCP-1002 |
発売日 | 2001年06月27日 |
価格 | 税別2,200円 |
作曲 | 植松伸夫 |
編曲 | 佐藤史朗 |
Tr | Title | Time | Original |
01 | A Presentiment | 4'28 | 1-02 オープニング |
02 | Tenderness in the Air | 4'06 | 1-11 街のテーマ |
03 | Harvest | 2'30 | 1-16 ハーヴェスト |
04 | Ahead on Our Way | 3'05 | 1-01 ファイナルファンタジーVメインテーマ |
05 | Critter Tripper Fritter !? | 2'36 | 2-05 モーグリのテーマ |
06 | My Home , Sweet Home | 3'42 | 1-31 はるかなる故郷 |
07 | Mambo de Chocobo | 2'39 | 1-30 マンボdeチョコボ |
08 | Lenna's Theme | 2'49 | 1-05 レナのテーマ |
09 | Music Box | 2'58 | 1-32 想い出のオルゴール |
10 | Battle with Gilgamesh | 3'45 | 2-03 ビッグブリッヂの死闘 |
11 | Waltz Clavier | 2'56 | 2-09 タイクーン円舞曲ヘ長調 |
12 | Dear Friends | 5'06 | 2-19 親愛なる友へ |
13 | The New Origin | 5'24 | 2-21 エンドタイトル |
お薦め度:★
廃盤になっていたものがめでたく復刻されました。
昔発売されていたものはCDと楽譜がセットでついていたのですが、今回はCDと楽譜別々に復刻です。
FF5の人気曲がラインアップされています。オープニングとエンディング曲を、最初と最後に持ってきている構成も
アレンジCDとしては珍しいですね。
アレンジ自体が今ひとつの曲が多く、またFF4のときに見られた不協和音が格段に多くなっています。
演奏も暗く、迫力がないのが気になります。
お薦めは「メインテーマ」、「想い出のオルゴール」、「親愛なる友へ」です。
[Impression]
01:A Presentiment
全体的にどんよりとしたくらい雰囲気で、パワーダウンした印象を受けます。多用される不協和音も
効果的とは言いがたいです。ラストも中途半端。
02:Tenderness in the Air
アレンジが簡単すぎて、物足りないです。特に前半の左手部分の演奏はおとなしすぎます。
後半は少し元気も出ますが…終わり方がイマイチ曲とあっていないのも気になります。
03:Harvest
これも前半の左手が少し寂しいですが、原曲の軽快さを上手く生かしています。後半はまるでジャズのような
陽気なアレンジになり、楽しいです。ラストは終わったと思ったら終わってなくて?
04:Ahead on Our Way
最初は静かですが、徐々に盛り上がっていきます。原曲の雰囲気がそのまま伝わってくるような
良いアレンジです。高音を上手く使っています。
05:Critter Tripper
Fritter !?
前半の左手の伴奏が暗く、メロディーの明るさを半減させてしまっています。モーグリにしては軽快さも
足りない気がします。そして不協和音登場回数おそらくNo.1ですが、モーグリだし許しましょうか…
06:My Home , Sweet Home
最初の厳かで丁寧な演奏は、限局の哀愁漂う雰囲気を大切にしようという姿勢が感じられます。
しかしその後のややコミカルな展開には、首を傾げざるをえません。後半またもとの雰囲気に戻ることも有りますが…
07:Mambo de Chocobo
後半にはマンボでお馴染みのメロディーが登場するなど、明るく陽気にがコンセプトでしょうか。
思わず掛け声を入れたくなる場面も有ります。
08:Lenna's Theme
前半は輪唱のように、左が右を追いかける構成で面白いですが、音が混ざり聞きづらく、変です。
後半は伴奏が不協和音で、メロディーが台無し。
09:Music Box
序盤は原曲をそのままピアノで演奏したようなもので、ゆったりとしたメロディーに自然と耳が傾きます。
後半の物悲しいアレンジは意欲作と言え、これが不思議と合います。「はるかなる故郷」を連想させますね。
10:Battle with Gilgamesh
バトル曲を表現しにくいピアノで、これだけ雰囲気が出せれば上出来です。スピード感は序盤は結構出ています。
ですが中盤の静かなアレンジでその勢いがそがれてしまうのは残念。そのアレンジ自体しっくりきません。
11:Waltz Clavier
曲の性格上ピアノがピッタリです。途中、伴奏の不協和音はやはり気になります。後半は一転して
軽い感じのアレンジになり、曲のイメージをガラリと変えてくれて面白いです。
12:Dear Friends
違和感のアレンジもなく、このCDの中で一番良くまとまっている曲です。原曲の素朴なメロディーを
素直に楽しむことが出来ます。
13:The New Origin
原曲をかなりコンパクトにした構成になっています。「大いなる翼」はなぜかとても静かで、原曲には程遠いです。
それと「メインテーマ」との間の部分は、勇ましさが全く感じられずイマイチ。
[関連CD]
・ファイナルファンタジーV
オリジナルサウンドヴァージョン [オリジナル]
…FF5の中で使用された全楽曲を収録。人気の高い一枚。 【詳細】
[ピアノ譜]
・ピアノコレクションズ
ファイナルファンタジーV (NTT出版) 1700円