発売元 | NTT出版 |
販売元 | アメリカーナ・レコード N25D-020 |
発売日 | 1993年09月10日 |
曲数 | 28曲 (アレンジ3曲) |
価格 | 税別2,427円 |
作曲編曲 | 笹井隆司 川上泰広 |
Tr | タイトル | Time | 作曲 | 解説 |
アレンジ・ヴァージョン | ||||
01 | MYSTIC RE-QUEST I | 4'14 | 笹井 | 最後の城〜溶岩ドーム〜最後の城 |
02 | MYSTIC RE-QUEST II | 4'11 | 笹井 | バトル3のイントロ〜バトル1〜バトル2〜バトル3 〜バトル1 |
オリジナル・サウンド・ヴァージョン | ||||
03 | ミスティック クエスト | 2'22 | 笹井 | タイトル画面の曲です |
04 | 運命の丘 | 1'28 | 笹井 | オープニングイベントの曲です |
05 | ワールド | 0'47 | 笹井 | ワールドマップの曲です |
06 | 麓の森 | 2'30 | 川上 | ふもとの森、生きている樹海の曲です |
07 | バトル1 | 2'22 | 笹井 | 通常バトル曲です |
08 | 勝利のファンファーレ | 0'33 | 川上 | バトルに勝利した時に流れます |
09 | 森の町(フォレスタ) | 2'18 | 川上 | 町の曲です |
10 | 化石の迷宮 | 1'35 | 笹井 | 化石の迷宮の曲です |
11 | バトル2 | 1'47 | 笹井 | ボス戦の曲です |
12 | 中央の塔 | 1'25 | 笹井 | フォーカスタワーの曲です |
13 | 光のほこら | 3'14 | 川上 | ほこらの曲です |
14 | ロックのテーマ | 1'12 | 川上 | ロック登場時の曲です |
15 | 友情のファンファーレ | 0'06 | 笹井 | 仲間が加わった時の曲です |
16 | 氷の洞窟 | 2'52 | 川上 | 氷のピラミッド、氷の洞窟の曲です |
17 | 洞窟と滝 | 2'21 | 川上 | 廃坑、凍った滝つぼで流れる曲です |
18 | 火の町(フェイリア) | 1'59 | 川上 | フェイリアの曲です |
19 | ロックンロール | 1'03 | 笹井 | フェイリアのホテルにいるバンドグループに頼むと 演奏する曲です |
20 | 溶岩ドーム | 1'46 | 笹井 | 溶岩ドーム、火山の曲です |
21 | 風の町(ウインディア) | 2'28 | 川上 | クリスタル解放前のウインディア、アクエリアの曲です |
22 | 疾風の山脈 | 2'15 | 笹井 | 疾風(かぜ)の山脈の曲です |
23 | クリスタル登場 | 1'16 | 笹井 | クリスタルが出現するシーンの曲です |
24 | 最後の城 | 2'33 | 笹井 | 塔のなかにある、最後の城の曲です |
25 | バトル3 | 2'10 | 笹井 | ラストバトルの曲です |
26 | ミスティック バラード | 2'18 | 川上 | バトルに負けた時の曲です |
27 | エンディング | 2'59 | 笹井 | スタッフロールの曲です |
アレンジ・ヴァージョン | ||||
28 | RE-MIXTIC QUEST | 7'36 | 川上 | 麓の森〜洞窟と滝〜光のほこら 〜ミスティック バラード |
お薦め度:★★
FFと全く関係のないFFとしておなじみ(?)、FFUSAとして発売された「ミスティッククエスト」のサントラです。
作曲担当は「ルドラの秘宝」などの笹井隆司氏と、「チョコボの不思議なダンジョン2」の川上泰広氏です。
基本的にバラード系は川上氏、バトルなどの激しい曲は笹井氏が担当しています。
特筆すべきは笹井氏のバトル曲です。SFC初期作品でありながら、エレキギターの音が本格的で、
メロディーも笹井氏らしく、激しく熱のこもったものとなっています。笹井作品の中でも特に
ギターが目立つ作品であり、またバトルの完成度の高さには惚れ惚れします。
お世辞にも良いとはいえない音質のハンデを感じさせないこのバトルは、さすがと言えるでしょう。
アレンジ曲でも彼の持ち味が発揮され、ハードの制約から解放されたため、笹井氏が本当にやりたかったことを全部
実行している感があります。このアレンジは、笹井作品の中で貴重なアレンジであり、ファンには欠かせない曲といえます。
その分、他の曲は正直物足りないと感じる部分が多いのも否めません。SFC初期作品にしても、音質も物足りません。
そういう理由から、笹井ファンとバトル曲好きの方にお薦めできます。なお、このCDは現在廃盤となっています。
[Impressions]
01:MYSTIC RE-QUEST I
笹井氏のダンジョンの曲の中から、完成度の高い2曲をメドレーにしています。
この中ではやはり「最後の城」の出来が良いです。シンセの澄んだ音と激しいエレキギターとが
うまく融合し、質の高いアレンジを実現しています。
02:MYSTIC RE-QUEST II
笹井氏の18番、エレキギターが鳴りっぱなしです。アレンジとしての出来がすばらしい。
「バトル1」は主にシンセが活躍、原曲よりもかなりスピード感が出ています。
「バトル2」ではエレキギターが主に登場、臨場感溢れるアレンジで心も熱くなります。
「バトル3」はシンセ中心の曲でしたが、随所で効果的にエレキが使われ、その完成度を高めています。
24:最後の城
バトル以外の笹井氏の曲の中では、5本指の入るほどの出来です。かっこいいイントロと勇ましいメロディが
「最後のダンジョン」の雰囲気を上手く出しています。
25:バトル3
バトルに入るまでのイントロは音が汚いのですが、メインパートは笹井バトルでは珍しくシンセ中心の曲で、
疾走感のあるメロディーが良いです。
28:RE-MIXTIC QUEST
雨音と鐘の音で始まるこのアレンジ。「麓の森」は原曲後半部分が綺麗にアレンジされています。
「洞窟と滝」では滝の音、「光のほこら」では鳥のさえずりが入って妙にリアルです。
しかしこの曲の問題点は、時折入る「ミスティッククエスト」という奇声。いきなりアレンジが終わってこの曲が
入るものだからとにかく驚きます。ここの曲アレンジは何の問題もないのに、この声と来たら・・・怖いです。
[Special Thanks]レインさん 情報提供ありがとうございました