Sailing to the World

発売元 スレイ・ベルズ SBPS-0003
販売元 プロキオン・スタジオ
発売日 2002年12月25日
曲数 10曲
価格 税込1,800円
作曲編曲 光田康典

 

Tr Title Time
01 The Door 3'27
02 Sailing to the World 3'32
03 Melody of Aqua 3'20
04 Rhythm of Red 3'33
05 Path to Enlightenment 2'53
06 Confrontation 2'37
07 Melody-Go-Round 3'56
08 Point of No Return 4'59
09 Hope 3'06
10 Reincarnation 5'14

 

お薦め度:★★★★ <ゲーム未プレイ>
 光田さんが作曲に参加された台湾のPCゲーム「第七封印 (The Senenth Seal)」の中から、光田さんが作曲された
曲をセレクトして収録しているCDです。全体で35分強のミニアルバムになっています。
ミニアルバムといえども、そのクオリティーは非常に高く、密度の濃いアルバムになっています。
前作「ゼノサーガ」ではオーケストラをメインに取り組んだ光田さんですが、今作ではいつもの
スタイルに戻り、またそれをさらに進化させたという印象を受けます。
光田サウンドがお好きな方なら、絶対に満足できるCDです。
ZABADAKの吉良知彦さんなど、光田サウンドではお馴染みの方達も参加しています。

 なお、このCDは以前は光田さんのサイトの通販でのみ購入可能でしたが、現在は一般のCDショップでお買い求めいただけます。

[Impression]
01:The Door
 タイトルバックで流れていそうな曲です。曲全体が幻想的な雰囲気に包まれていますが、
 ただ幻想的というだけでなく、程よい暗さと重さ、不気味さを兼ね備え、より味わい深い作品になっています。

02:Sailing to the World
 生録のヴォーカル曲です。歌詞は造語ですが、造語にすることで特定のイメージを生むことなく、
 独特の雰囲気が形成され、純粋に歌声とメロディーを楽しむことが出来ます。
 ミディアムバラードのメロディーや歌声はもちろん、編曲も相変わらず素晴らしいです。

03:Melody of Aqua
 優しいバラードです。アコスティックギター、ピアノ、ヴァイオリンなど、どちらかといえば「静」のイメージの
 楽器が上手く調和しています。特に後半のヴァイオリンのメロディーは、綺麗でかつ悲しさも含ませており
 絶品です。いつまでも聴いていたい、そう思わせる曲でオススメです。

04:Rhythm of Red
 アコギがメインの曲で、テンポがよくさわやかです。後半ではM3に続きヴァイオリンが登場、
 前向きなメロディーがとても気持ちいいです。これもオススメです。

05:Path to Enlightenment
 ダンジョンで使われていそうな曲で、クロノ・クロスの「亡者の島」のような雰囲気です。
 どんよりとした怪しげな曲ですが、嫌な感じは全くせずむしろ面白いです。

06:Confrontation
 バトル曲?前半の勇ましいメロディーの後、後半に少し明るめの壮大なフレーズを入れることで
 曲にメリハリがついています。ラストのハープもアクセントがついて良いですね。

07:Melody-Go-Round
 曲名が面白いこの曲は、M2「Sailing to the World」をモチーフにしています。
 フルート(?)とピアノによるシンプルで可愛いアレンジで、またメロディーも原曲より肩の力を抜いたような
 滑らかなものになっていて、とても聞きやすいです。

08:Point of No Return
 パイプオルガンのイントロを聞くと重々しい曲を想像してしまいますが、意外にもあっさりと聞けてしまいます。
 前半に入る不気味な声が印象に残ります。また、後半のエレキギターは大変深みがあって、曲を引き締めてくれます。

09:Hope
 M10「Reicarnation」のアレンジ曲です。メロディーラインとピアノのみで、M7以上にシンプルな構成ですが
 音がとてもソフトで、癒される曲です。

10:Reincarnation
 M2「Sailing to the World」と同じく生録のヴォーカル曲で、歌詞は造語です。M2よりもバラードの色が強く、
 メロディーには透明感が感じられます。エンディングやスタッフロールにピッタリの曲です。
 編曲も非常によくできていて、イントロや感想の演奏もそれだけで十分にインパクトがあります。


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