FITHOS LUSEC WECOS VINOSEC ファイナルファンタジーVIII
発売元 | デジキューブ SSCX-10037 |
スクウェア・エニックス SQEX-10025 |
販売元 | SMEインターメディア | ソニーミュージック |
発売日 | 1999年10月20日 | 2004年7月22日 |
曲数 | 13曲 | |
価格 | 税別2,718円 | |
作曲 Produce |
植松伸夫 | |
編曲 | 浜口史郎 |
Tr | Title | Time | Original |
01 | Liberi Fatali | 3'08 | disc1-01 |
02 | Blue Fileds | 3'38 | disc1-03 |
03 | Don't be Afraid | 3'49 | disc1-04 |
04 | Balamb Garden〜Ami | 5'16 | disc1-02 disc2-19 |
05 | Fisherman's Horizon | 4'02 | disc3-07 |
06 | FITHOS LUSEC WECOS VINOSEC | 4'39 | disc2-12 |
07 | Eyes On Me | 5'40 | disc3-20 |
08 | The Man with the Machine Gun | 3'36 | disc1-19 |
09 | Dance with the Balamb-fish | 3'17 | disc3-17 |
10 | Love Grows | 4'36 | disc3-13 |
11 | The Oath | 5'10 | disc3-10 |
12 | Ending Theme | 13'20 | disc4-11 |
13 | Fragments of Memories | 4'06 | disc2-16 |
お薦め度:★★★+1/2★
「FF6グランドフィナーレ」以来のオーケストラアレンジ集です。
もとから生演奏である「Liberi Fatali」、「Eyes On Me」、「Ending
Theme」の3曲も再び収録されています。
「FF7リユニオントラックス」に続いて、オーケストレーションを担当した浜口史郎氏の存在を
ファンに印象付けた一枚になりました。
オーケストラコンサート「20020220〜」でも、このCDのアレンジがそのまま使用されました。
選曲は、「Eyes On Me」のメロディーが計三回登場する重複を除けば、人気、オーケストラに向くか、の
両面から考えて妥当と言えるでしょう。
アレンジは、原曲のイメージを変えることなく、その曲に沿ったものになっており、
違和感なく楽しめます。アレンジのスタイルは、オーソドックスでストレートな感があって
万人受けするタイプではないでしょうか。
ブックレットには、植松浜口両氏のライナーノーツの他に、植松氏と万障算命教授の伯耆弘徳氏の
対談も収録されています。
またデジキューブ盤初回限定は、乳白色カラーPケース仕様です。
[Impressions]
02:Blue Fileds
メロディーをオーボエとヴァイオリンにスイッチし、構成はそのままにオーケストラらしくなっています。
オーボエの音が原曲よりもさらにマイルドさを感じさせ、逆にヴァイオリンははっきりとした印象を与えます。
03:Don't be Afraid
オーケストラのためにあるような曲ですね。その力強さを存分の楽しむことが出来ます。
アレンジもアクセントをつける程度で原曲を尊重、ゲームのバトルシーンそのままの感覚で聴くことが出来ます。
04:Balamb Garden〜Ami
美しいバラード2曲のメドレー、といっても元を辿れば両方とも同じモチーフの曲です。木管楽器の温かみを
活かした爽やかなアレンジで綺麗にまとめてあります。2曲のつなぎ目の部分が少々大きすぎる感もありますが。
05:Fisherman's Horizon
いきなりコーラスから始まるので、ビックリさせられます。徐々に盛り上がりを見せるアレンジは、オーソドックスですが
正統派で、この曲のイメージをはっきりと捉えています。最初インパクトのある出足を見せた割には、ラストに
少々登場するだけのコーラスは、どうも中途半端な存在のように感じます。
06:FITHOS LUSEC WECOS
VINOSEC
原曲のトリッキーさがよく出ているところもあれば、少々物足りない部分もあります。でも基本的なつくりは
オリジナル同様で、不気味さも増しました。ラストの奇声はそれとはまた別物ですが…
08:The Man with the
Machine Gun
原曲は決してオーケストラ向きとはいえません。そんな中でも、バックの演奏のイメージを変えるなど
アレンジャーの努力は感じられます。が、全体的には今ひとつしっくりときません。
09:Dance with the Balamb-fish
こういう曲こそ、オーケストラの活きる舞台になります。シンプルな出来で、舞踏曲らしく仕上がっています。
10:Love Grows
「Eyes On Me」のアレンジ曲です。オリジナルにピアノを加えたことで、より細やかなタッチも表現され
深みが出ました。終盤は原曲を考えると盛り上げすぎの感もなくはないですが、豪華ではあります。
11:The Oath
哀愁のあるメロディーが、耳に突き刺さるようなヴァイオリンの音色に乗って、響いてきます。
中盤以降バックに動きがついたり、間奏がつくなどして、原曲の雰囲気が弱まっているのは残念。
13:Fragments of Memories
弦楽器のみによる演奏で、原曲の素朴な雰囲気は失われていません。オーケストラというよりは、
ちょっとした音楽会、という感じです。
[関連CD]
・ファイナルファンタジーVIII
オリジナルサウンドトラック [オリジナル]
…FF8のオリジナル音源を4枚組みで収録。 【詳細】
[Special Thanks] しの様 情報提供ありがとうございました